福祉の仕事には高齢者や障害者を対象とした仕事が多いが、最近注目されているのが子どもに関する福祉の仕事だ。これからの社会を支えていくのは子どもたちなので、そこをきちんと支えていくということは、社会の発展を考えるうえで重要になってくるからだろう。
子どもを対象とした福祉の仕事で最も多いのは、保育に関わる仕事だ。最近は共働き家庭が増えていて、日中子どもを預かってもらう必要がある家庭は多くなっている。そのため、保育園やベビーシッターに子どもを預ける家庭が増え、それに関連する仕事が増えているのだ。
子どもを対象にした福祉サービスでは、ただ面倒を見るというものだけではなく、時には医療や教育などの分野にも深く関わる仕事も多い。また、乳児院や児童養護施設など、事情があって親と暮らせない子どもを預かるという仕事もある。さらに、児童相談所のように、子どもの問題に対処するための相談や調査を行う仕事もあり、難しさと同時にやりがいも大きいだろう。その他にも、障害を抱えた子供の療育に関わる福祉の仕事もあり、早い段階で療育を始めることで、その後の生き方に大きな変化を与えられるので、より専門性の高い仕事がしたい方にも向いているかもしれない。
そして、いずれの仕事内容も子どもの成長に寄り添えるという大きな魅力を持っている。子どもたちが成長したことや、今までできなかったことが出来るようになったことを一緒に喜ぶことができるので、子ども好きの方には、向いている仕事と言えるだろう。